【損失なしで終わらせる】ジュニアNSIAの出口戦略考えてみた

お金

とりあえずジュニアNISAを始めたものの、売却タイミングどうしよう・・・

そう考えておられる方も多いのではないでしょうか。

私もかなり悩んでいます。

その問題を解決するため私なりに色々調べて出口戦略を考えてみました。

自己理解の整理と情報共有のため記事にしてみました。参考になれば幸いです。

使いたいタイミングの6年前に売却を検討する

例えば、ジュニアNISAを大学入学(子の年齢は18歳)のための学費に使いたいなら、売却タイミングは中学校に入学する12歳前後になります。

理由は、過去の〇〇ショックからの株価回復はおおよそ6年あれば回復するケースが多いからです。

投資のデータ集:過去97年の市場暴落と回復年数 - myINDEX

1929年の世界大不況は株価回復まで15年かかっており、これはどうなのかと言われると返答に困りますが・・・

このケースを警戒すると、そもそもジュニアNISAで投資する意味が薄れる気がするので、今回は除外して考えます。

売却の具体的なイメージとしては、

  • 子が12歳前後のときに株価が上昇していれば、そのタイミングで持株を売却する
  • 売却前に株価が暴落してしまった場合は、上昇するのを待ってから売却する

といったイメージでしょうか。

投資期間は短くなってしまうかもしれませんが、リスクを考えるなら暴落に巻き込まれる前に早めに売却を検討するといった考え方もありなのではないでしょうか。

15年以上運用ができる場合は子供が18歳になったら売却する

S&P500指数に連動した投資信託に投資した場合、過去(70年)のデータによると15年間保有し続けると元本割れリスクが0になるそうです。

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つまり、子供の年齢が3歳以下でジュニアNIASの投資枠を埋めた人は、18歳に売却しても元本割れするリスクはないということになります。

売却後は、子の親NISA口座に移すも、大学・専門校の費用に使うもよしです。

ジュニアNISAを即売却し親の新NIASで運用する

新NISAの投資枠は1人1800万、夫婦だと合わせて3600万ですが、子持ち世帯でこの枠をフルで埋められる人は少ないのではないでしょうか。

投資枠が余ってるなら、制限のあるジュニアNSIAを売却して親の新NISA枠で一緒に運用しようという考え方です。

この運用方法のメリット・デメリットは以下の通り。

メリット

分割して売却できる

ジュニアNISAは、投資資金の一部だけ売却するといったことができません。

それに比べて、親の新NISAを使うことで一部だけ売却して、残りを継続保有するといったこともできるようになります。

高配当株を購入できる

ジュニアNISAでは、配当金を受けとれませんが、親の新NISAを使うことで高配当株に投資し配当金を受け取ることができるようになります。

デメリット

お金の色分けが難しくなる

投資先が同じだと、親の投資金と、子供の投資金がごちゃごちゃなると思います。

解決策としては、

  • 親と子で投資先を変える(親はオールカントリー、子はs/p500など)
  • 夫婦で口座の用途を分ける(妻の口座は子供用、夫の口座は夫婦用など)

といった感じでしょうか。

出口戦略

この場合も出口戦略としては、上記で書いた内容と同じになりますが、

購入する株を高配当株にすることで、ジュニアNISAにはなかった配当金の恩恵を受けることができます。

具体的には、米国ETFで人気のSPYD、 HDV、VYMとかでしょうか。

トータルリターンで考えると、配当金なしの投資信託(オールカントリーやs/p500)などに負けそうな気がするので、微妙な選択肢かもしれませんが…

配当金を子供の学費やお小遣いなどに当てたいという人は、選択肢に入るかもしれませんね。

まとめ:リスクを考慮した上で売却タイミングを検討しましょう

この記事では、ジュニアNISAの出口戦略について考えてみました。

ジュニアNISAの出口戦略
  • 使いたいタイミングの6年前に売却を検討する
  • 15年以上運用ができる場合は子供が18歳になったら売却する
  • ジュニアNISAを即売却し親の新NIASで運用する(高配当株もありかも)

私の場合、「〇〇年目に売却する」と決めていても、特に株価が好調な場合は後ろ髪引かれてズルズル運用してしまったことが過去にありました。そうならないためにも、具体的な売却日(例えば4月1日とか)も一緒に決めておくと、より良いのかなと思いました。

ちなみに、私の場合は子供の年齢が4歳と2歳でジュニアNISAの投資が完了したので、18歳に売却するシナリオでいこうと思います。

資金量や投資に対する考え方などで出口戦略は人それぞれ違うと思います。

是非、自分にあった出口戦略を考えてみてくださいね。

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